腸骨移植とインプラント
2010年08月24日
ファーストデンタルクリニックの平澤です。
先日、当院で治療された患者様から
質問を受けました。
「知り合いがインプラントをするのに、腰骨から骨をとり
長い間入院をして死ぬ思いだった。」
腰骨から骨をとる方法を腸骨移植といい
当院では行っていない治療方法ではありますが、
ここで解説していきたいと思います。
インプラントをする際に骨が足りない場合
骨を移植する方法がありますが
イロイロな方法があります。
すでに骨の移植方法については、
インプラント専門サイトにて詳しく解説していますのでそちらを参照して下さい。
ではどうしてわざわざ腸骨からとってくる必要があるのか?
これは自分の骨が一番良いからです。
安全ですし、骨も良くくっつきます。
しかしそれにはデメリットもあります。
痛みや腫れなど体へのダメージも約2倍と増えるのです。
ですので約2週間の入院が必要です。
2週間の入院なんて普通の人はできません。
それだけの犠牲を払ってまで行うべきことなのか?
答えは難しいですが、実際に行われるケースが少ないことを
みても時代の流れから否定されつつある治療法ではないかと思います。
確かに間違った治療方法でないことは確かですが
それだけのことをしてまで治療する方が現実的に少ないのです。
ということで当院では安全で体への負担も少ない治療方法を
常に研究しています。