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ショートインプラントのデメリット

2017年10月21日

患者さんにはお話しする機会は全く無いので当ブログのみの紹介ですが、

年々当院のインプラント治療の内容が変化しています。

 

最近の変化としては、長いインプラントを使用する機会が

増えています。

 

通常使用していなかった14から16ミリというロングインプラントを

使用し、8ミリ以下のインプラントを使用する機会が無くなりました。

 

長いインプラントを使用するということは、一見怖いように感じますが

長期の予後において効果がハッキリ出ます。

 

ショートインプラントは当初問題ないのですが、

長期的に歯周病などへの耐性が弱いです。

 

例えば8ミリのインプラントが歯周病で4ミリ悪化したとなると

残り4ミリになります。

 

ところが12ミリのインプラントとなると歯周病で4ミリ悪化したと

しても残り8ミリになりますので余裕があります。

 

しかし、骨の長さや神経なども走っているので、

安易に長いインプラントを入れるわけにもいきません。

そこで正確な診断と骨造成能力が必要になります。

 

ショートインプラントという方法は治療方法としては簡単ですが、

長い予後を考えるとあまりお勧めできる治療方法ではなく

止むを得ない場合の非常手段と考えるべきでしょう。