インプラントによる表面性状の格差
2017年09月12日
インプラントメーカーによる格差はないと
言われていますが、実際にはあります。
すぐダメになるというのはさすがに不良品扱いになるので
ないのですが、後からダメになりやすいといったような
メーカーはあります。
特にインプラントの表面性状は格差を生みやすいです。
表面をどのように加工するかはインプラント周囲炎の抵抗力に関係すると思います。
しかもこれらは各社の特許技術になるので、コピーすることは出来ません。
そのため、インプラントメーカー間の格差を生んでしまうのです。
その点、後発国産メーカーは不利です。
海外メーカーですとある程度他国で実際に使われて
問題なかったと実績があるというメリットがあります。
国産ですともちろん国内大学病院などで
十分なテストを受けていますが、
メーカーがらみのテストなので信用度は疑問符が残る
と思っています。
以前、ゴルフの上手な人で新しいクラブが出ても保守的で
なかなか変えないという記事を見たことがあります。
ゴルフクラブなら変えて失敗したら戻すことは簡単ですが、
インプラントはそういう訳にはいきません。
そうなるとメーカーは表面性状の開発力がある会社に集約していく
のではないかと個人的に思っています。