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ソケットプリザーベーションの必要性

2017年09月08日

最近ご相談を受けたケースで

ソケットプリザーベーションの必要性を前の歯科医院で

聞いたけど、どうなんでしょうか?

という質問を受けました。

 

ソケットプリザーベーションとは

ソケット(抜歯窩 つまり抜いた穴)を

プリザーベーション(保存)する治療方法です。

 

つまり今後インプラント治療を予定されていて

歯を抜いたままでは骨の状態が悪くなるので

インプラント治療がやりにくくなる。

そこで歯を抜くのと同時に人工骨等で骨を出来やすく

しようという方法です。

 

正直ソケットプリザーベーションを積極的にされている

歯科医院は少ないと思いますが、好きな先生は好きです(笑)

 

後からインプラントを入れるのが困難になるから

という理論からと思いますが、個人的にはあまり実施していません。

 

理由としては

1.抜歯同時に行う必要があるので、感染リスクあるので心配

2.抜歯窩にも治癒能力があるのでそれとの成果の違いが明確でない

3.あとから外科的に骨造成するほうが実践的で患者さんから理解を得やすい

4.どうしても同時にやりたいならインプラント埋入とGBRまで行う

といった理由からです。

 

結局のところ、治療自体は簡単ですが中途半端感からか

実際にはあまり実践しない治療になっています。