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週刊朝日 記事
週刊朝日「インプラント治療の危うさ」
2009年10月6日発売の週刊朝日(10月16日号)から3回に分けての
シリーズ記事「インプラント治療の危うさ」が掲載されました。
週刊朝日 インプラント3週連続企画の第1回目「インプラント治療の危うさ」。
2007年に東京で起こった医療事故を取り上げています。
70歳の女性患者がインプラント手術の途中、ドリルがあごの骨を貫通して
、あごの下を走る動脈を傷つけた結果、漏れ出した血液が気道を圧迫して
窒息したというものです。
「日本口腔インプラント学会」は学会理事長が「マスコミの風評被害」などの
理由で協力を拒み、再三の取材要請も断っているそうです。
週刊朝日インプラント記事は有名な東京駅近くの歯科医院での死亡事故です。
この事件は下の歯のインプラントで骨の厚みが無い場合に長いインプラントを
入れようとして事故に至ったと聞いています。
かなり古いテクニックになりますが、急いで初期から良い結果を出そうとすると
無理するようになります。
東京世田谷インプラントセンターでは絶対に無理のない長さのインプラントを
使用しています。
週刊朝日 インプラント3週連続企画の第2回目
週刊朝日にはインプラントの治療が失敗しても500万円支払った患者さんらのことが書かれていました。
お気の毒ですが、失敗したときにこそ歯科医師の姿勢が問われます。
失敗したのに500万円もの治療費に責任を感じないのは問題です。
インプラントはほとんどの場合で再治療が可能です。
東京世田谷IMPLANT CENTERでも年に1~2本はインプラントの初期不良
のようなケースがあります。
しかし、週刊朝日インプラント記事とは違い責任を持って再治療して
全てのケースで最後は成功しています。
インプラントに限らず、人間のやることですから絶対安全というようなことは無いとは
思いますが、わずかでも失敗したときに真摯な態度で向き合う姿勢が大切と思います。
週刊朝日 インプラント3週連続企画の第3回目
今回のシリーズ記事「インプラント治療の危うさ」は大分反響があったようで、
時期は未定ですが「反響編」も掲載される予定だそうです。
最終回の週刊朝日インプラント記事は東京保険医協会が2008年9月に
実施した調査によると、インプラントをした歯科医院のうち
インプラント治療のトラブルがあった歯科医院は17%になるとのこと。
従来、新しい治療の導入については大学などの研究機関を経て
一般医院に普及させていくわけですが、どういうわけか
このインプラントに限っては、その逆の流れになっているのです。
週刊朝日インプラント記事では、上記をはじめとしてメーカーの研修会主体により
技術を習得することの問題点、認定医などの資格認定の安易さ
、歯科医院の過剰により自費治療を積極的に手がける歯科医の増加など
、インプラントトラブル多発の要因について歯科医療業界の内情が報告されています。
まじめに治療しているインプラント歯科医がほとんどですが、
中には週刊朝日に掲載されているような歯科医もいるのかもしれません。
本人は悪意は無いようですがインプラント専門医などの指導を受けても
、指導を守らずに治療してトラブルになる歯科医は残念ながらいます。
東京世田谷IMPLANT CENTERでも勤務を希望する歯科医の面接試験
を行っていても、「本当に大丈夫か?」と思ってしまう歯科医もいます。
もちろん丁寧にお断りするのですが、それらの歯科医が何にもわからずに
国家試験に合格していると言うだけで、世間では通ってしまうのが現状です。
当院では歯科医採用後も十分な研修を行ってから、治療に当たらせています。
これから慎重な歯科医選びが求められます。
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