インプラント 専門用語

 以前にインプラントは出来ないと言われた方も、インプラントはものすごく早いスピードで進化していますので諦める事はありません。不可能を可能にする最新・テクニックを御紹介します。

ソケットリフト

 上の奥歯に骨が少ない場合でも、より安定した状態で安全に入れる事が出来る画期的な方法です。

抜歯してから4ヶ月後。
利用できる骨の量は、矢印間で4ミリ。従来方法では入れるのは不可能なケースです。
前述のソケットリフト法により、上顎洞の骨膜を押し上げるようにして8ミリのワイドタイプのインプラントを入れました。
矢印付近に見える白い影は周辺から自家移植した骨です。
インプラントを入れてから3ヵ月後。
矢印付近に見える白い影が、密度が高まりことでしまっています。移植した骨が定着している様子がうかがえます。
4ミリしかない骨に8ミリのワイドタイプインプラントを入れる事が可能になり、より長くお使い頂ける状態になりました。


サイナスリフト

 サイナスとは鼻の蓄膿症の際に膿がたまる上顎洞という場所のことです。上顎にインプラントを入れる際には、このサイナスまで距離が無く困難な場合が多いのですが、サイナスの一部に骨を足してインプラントが可能にする方法です。ほとんどのケースに応用でき画期的に骨を増生できますが、高度な技術と時間を必要とする方法です。


GBR
 インプラントを入れる所に骨が少ない場合に用いる方法。
骨が不足している部分に、削った骨や人工骨を補い、特殊な膜と一緒に固定し、骨を再生します。
 膜には後から取る必要のある非吸収膜と取る必要のない吸収膜の2種類がある。


非吸収膜
 
GBRなどに用いる専用膜。
 吸収されないため形が維持しやすくイメージどおりに骨を再生しやすい。
 チタンで補強されたタイプもあるゴアテックス社が有名。


リッジエクスパンジョン
 インプラントを入れる個所の骨が薄い場合に用いる方法です。特殊な器具を用いて骨を薄い骨を拡大するように大きくしながら入れる方法です。


ステント
 最終的な歯の形態をモデルにして、インプラント埋入時に使用し理想的な位置に入れています。


骨延長
 今までは不可能だった顎骨の極端に少ない方にも大幅に骨を増生できるようにする方法。

何が変わるのか? わかりやすい解説動画