インプラントの骨移植 費用

骨移植というと、かなり大がかりな治療のように聞こえますが、
大抵の場合、インプラント治療における骨移植は、
それほど大がかりなものではあリません。

移植する骨も本人の口の中の骨から移植したり、
人工の骨補填剤を移植したり、手術の範囲も限られています。
ただ、稀ですが・・・
ケースによっては、足の骨などを移植する場合がありますので、
その場合は、十分な検査が必要です。

では、実際にインプラント治療をしようとした時、
どのような場合に骨移植が必要になるのかというと、
例えば・・・
前歯を失ってしまった際に、唇側の骨が吸収を起こし、
薄くなってしまうことがよくあります。
そのような場合には、
骨移植によるインプラント治療が必要です。

手順としては、
骨が吸収した部分に移植する骨(あるいは骨補填剤)
のプ□ツクを移植し、
隙間に粉砕した移植骨(あるいは骨補填剤)を詰めます。
骨補填剤による骨移植ではない場合には、
移植骨プ□ツクは、動かないようにスクリューで固定します。
スクリューの材質は生体材料であるチタンが主流をしめています。
そして、このスクリューは、
移植骨と歯槽骨が同化した段階で除去します。

そのような段階を経て、移植した骨が歯槽骨と同化したら、
インプラント治療を行います。

また、骨移植によって補填された骨は、
インプラント治療をすることによって保たれます。
なぜならば、インプラントは、
天然の歯の根と同じ様な役割を果たし、
歯槽骨内に適正な機能圧を加えるので、
歯槽骨の吸収を抑える効果も持っているからです。