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ソケットリフトとは?
ソケットリフトとは上骨の奥歯部分にが極端に痩せている場所にインプラントを入れる方法のひとつです。
上顎の奥歯の骨は中に「上顎洞」という蓄膿症になると膿がたまる場所があります。
上顎洞が大きい方の場合は、奥歯の骨の厚みが無いためにそのままではインプラントが入れることが出来ません。
そのために上顎洞の中を使用して、骨を作るサイナスリフト法が開発されました。
ところがサイナスリフト法はかなり体力が奪われるという欠点があるため、それに代わってソケットリフト法が開発されたのでした。
簡単に言えば、ソケットリフトとは内視鏡手術のようなもの。小さな穴を開けて手術するもので体に優しい方法です。
ソケットリフト治療手順
1.まずインプラントを入れる穴を上顎洞ぎりぎりまで削ります。
2.そこから器具ですこし叩くことで、薄く残った骨を中の膜ごと押し込みます。
3.そこに今まで入れなれなかった長いインプラントを入れられます。
4.インプラントを入れる前に削ってきた自家骨や人工骨を入れることで、より安定した状態が得られます。
5.骨とのなじみのよいハイドロキシアパタイト・コーティングされたインプラントを使用することで、骨がより薄い状態でもソケットリフトが可能になりました。
ソケットリフト治療手順
1.小さく切った歯茎の穴から人工骨を入れて骨を作ります。
2. 人工骨は12ヶ月程度で自分の骨に置換されるβ-TCPをメインに使用しています。
3. 感染の可能性がわずかでもある牛骨や他家骨は一切使用していません。
4.
同時にインプラントも入れてしまいます。
5.
後は4ヶ月待つだけ。
6.
するとしっかり骨が固まり、インプラントが固定されてしまうのです。
7.
かぶせを入れて出来上がり。