インプラントの成功率が高いワケ
ファーストデンルクリニックの平澤です。
はやぶさのカプセルの解体が始まったらしい。
今週には中身が入っているか分かるらしいです。
6月に入ってからオペが続いています。
インプラントを入れるときで一番考えることは、
まずは成功率を上げること。
やはりプロである以上、成功して当たり前。
一番成功率が高い方法を選択しています。
ある意味これが難しいことかもしれません。
お口の状態は人によりぜんぜん違いますから。
はっきり言って始めてから「えっ」と思うこともあります。
そのために十分な準備とバックアップ用の器具を
用意しておきます。
先日あったケースでは、上顎洞への骨が薄いケースでは
小さい穴を開けてそこから人工骨によりボリュームアップして
入れるのですが、あまりに骨が
薄すぎて骨が破れてしまいました。
確かに1ミリ以下でしたので敗れるのは無理もありません。
そこで予定変更。
人工骨による骨移植を行い、インプラントは入れずに終了。
患者さんには説明して3ヵ月後に再トライ。
骨はまだ柔らかったですが10ミリ厚以上できており
安全に入れることが出来ました。
これからも成功率を高めて治療にあたります。
インプラントで腫れない理由
ファーストデンルクリニックの平澤です。
今日のインプラントはドリルなしで行いました。
私の場合、状態によりドリルなしで行う場合もあります。
腫れや痛みを少なくするというのが一番の目的ですが、
専門の立場からするとしっかり入れることが出来るので
あえて削らずにインプラントを入れています。
ただしすべてのケースで行えるわけではありません。
前提条件として骨が柔らかくなければいけません。
むしろ柔らか過ぎる方に向いているのです。
今日のケースでは3ヶ月前に骨移植をしてまだ完全には
固まっていない状態でしたが、大変うまくいったと思います。
テクニックとして小さい穴を開けて、骨を圧縮して
拡大していきます。
軽く叩いて拡大するのですが、ドリルなしで直径5ミリ
深さ10ミリまで2-3分で出来たと思います。
ただし難点がひとつ。
骨が柔らかいため、微妙に角度が付いて
入ってしまうためパラレルにはなかなか出来ないこと。
実際にかぶせるときには補正できるので、全く問題ないの
ですし、レントゲンとかで確認すると気になる程度ですが。。。。
この辺も解消できるよう研究を続けたいと思います。