希望すれば歯は保存できるのか?
2012年05月25日
東京都世田谷区のインプラント歯科治療の
平澤です。
私は職場で昼ご飯食べているときには
同業者系のブログチェックして情報収集しています。
先日とある某先生のブログが気になりました。
その先生のところには、以前インプラントが沢山いたのですが
最近では減少してしまい、逆に歯を抜かずに残して欲しいと言う
患者が多くなったため、現在では抜かずに治しているとのこと。
この内容 私にはとても違和感ありました。
もしこれを以前インプラントをした患者さんが見たら
どう思うのでしょうか?
「本当は抜かずに治せる歯まで、インプラントにさせられたかも?」
そう思われても仕方のない内容です。
当院ではご要望によって診断が変わることはありません。
抜かないといけない歯が、抜かなくてもよくなるなんてことはありえません。
もしあるとしたら、最初の診断が間違っていたとしか言いようがありません。
もちろん、悪くなる一方ではありますが、
ご希望で抜かずにそのままになることはあります。
当院では「歯を全部抜いてインプラントにしたい」と言う患者さんがいらっしゃいます。
まだ使えそうでしたら、「これは残したほうが良いですよ」とご説明します。
逆に抜かないといけない歯を抜かないで欲しいと言う患者さんには、
「お金をかけて治療しても、スグ駄目になりますよ。」と説明します。
人間ですから「抜きたくない」「痛くないほうが良い」という
本質的な欲望は皆同じですから、それでも抜いたほうがいいと
あえて言うからには専門家としての裏づけがあるのです。